スタッフ大串 美幸さん | 税理士法人ともに社員インタビュー2022第3弾

ライター佐藤

こんにちは、税理士法人ともに編集部ライターの佐藤まり子です。

税理士法人ともにで働く方に、そのお仕事についてインタビューしました。今回お話してくださったのは、資産税申告チームにてスタッフとして働く大串 美幸さん(2018年入社)です。同僚社員と代表社員税理士の入江さんもインタビューに同席してくれました。

ともにではどんな風に「チーム」として動き、業務を作り上げていくのかがよくわかります。記事を読めば、働き方のイメージがしやすくなるでしょう。

それではお読みください。

お名前と社内での役割や職務内容を教えてください

ーーお名前と社内での役割や職務内容を教えてください。

大串

大串 美幸(おおぐし みゆき)です。

大串:私の社内での役割は、主担当税理士の元で相続税申告書を作ることです。業務内容や役割としては、名雲さんと同じです。私や名雲さんが担当する相続税申告業務の流れを詳しく説明しますと、以下となります。

【相続税申告業務の作業フロー①】
お客様からお預かりした書類を整理、細分化
【相続税申告業務の作業フロー②】
上記をもとにアシスタントへ業務依頼
【相続税申告業務の作業フロー③】
アシスタント作成の成果物をチェック
【相続税申告業務の作業フロー④】
主担当税理士のチェックを受けられる状態に書類・情報を整理しチェックへ回す
【相続税申告業務の作業フロー⑤】
主担当チェック後の成果物をもとに(主担当指示のもと)お客様への報告用資料の作成

大串:上記のような一連の流れで仕事をしています。ちなみに細分化した作業を次工程に進めるときには「依頼票」を使ってお願いする仕組みです。

資産税申告チーム 大串さん
入江

こんにちは、代表社員税理士の入江です。

代表社員税理士 入江:実は大串さんは、今説明した「申告書作成業務フロー」を最初に作ってくれた人なんです。

代表社員税理士 入江さん

この「依頼票」「業務フローの仕組み」により、経験の少ない学生アルバイトや就業ブランクのある方にも安心して業務を依頼できるので大変助かっています。

ところで、なぜ大串さんが、このような業務フローを構築できたかというと「会計事務所の色がついていない人」だったからです。

僕らのような、税理士の経験が長い人間には大串さんがやってくれた「業務を切り分ける」「税務知識の少ない方に仕事を任せる」といった発想が持ちにくいです。どうしても専門知識を持っていない方へ業務を任せることに抵抗を持ってしまうんです(逆に言えば、高度で専門的な仕事をしている責任感や自負があるわけですが)。

それが理由で、現在多くの会計事務所では有資格者である税理士が業務の振り分け・コピー取り・必要事項の入力・申告書の作成・作成した書類の見直しやチェック・申告作業といったすべての業務工程を、大げさに言えば1人でまかなっています。しかしこのやり方では担当税理士に大きな負担がかかりますし、当然コストも高くなりますよね。

いっぽう当税理士法人ではお客様対応や最終チェックは税理士有資格者が行いますが、それまでの業務工程の大部分を、税理士以外のスタッフが担う仕組みが出来上がっています。

この業務の細分化作業フローを確立したおかげで、他事務所が絶対に真似できない高精度スピードを両立した仕事ができているんです。

大串:私が入社した当時は、今ほど業務量が多くなかったんです。しかし会社の成長とともに案件が増え、アシスタントさんも増えていきました。

そうした人が増えていく時に、どうしたらスムーズに業務を進められるだろう?と知恵をしぼり、依頼票の仕組みを作ったんです。

ーー依頼票は、紙でのやりとりなのでしょうか?

大串:いえ、Excelで入力フォーマットを作成しています。依頼票のフォーマットを使って案件に番号を振り、担当名、作業依頼内容を入力しておきます。

そうすると私が不在の場合でもアシスタントさん達は自分が何をやるべきか一目瞭然です。出社してすぐに仕事に着手できます。

入江:例えば「略歴書の入力」という作業があります。これは、お客様ご自身に経歴をご記入いただいた手書きの文書を、パソコンに入力する作業です。やる人を選ばない作業と言えるでしょう。こういった作業をアシスタントさんにやってもらいたいときに、依頼票を活用します。

他にも、そういったどなたにお願いしてもいい仕事として「土地の画像データを機械に入力して数値を計測する」といったものがあります。

ーーひとことで言うと社内業務の細分化ですね。

大串:そうです、業務の細分化です。

入社のきっかけは?

ーー入社のきっかけを教えてください。

大串:私は以前、証券会社に勤めていました。ただ「毎日フルタイムで働くのに少し疲れたな」「子どもとゆっくり向き合いたいな」と思うようになり、退職したんです。

やがて退職後に「ずっと家にいるのもちょっと問題かしら‥」と感じるようになり、再就職を考え始めました。

ちなみに前職の証券会社は大きな会社だったので、自分が大きな組織の歯車であるかのような感覚を持っていました。

そこで、次に行くところは違うタイプの会社、歯車にならない小さめの会社を選びたいと思ったんです。会社と条件選びを言葉にすると「アットホームな小さな会社で週に3回勤務」くらいが、今の自分にはちょうどいいと思ってたんですよね。

それで条件に合う求人を見つけて応募したのが、立ち上がったばかりの税理士法人ともにだったんです。

当初はコピー業務などを中心にやって、定時の16時になったら帰るつもりで入ったのですが、結果として社員になり全然違う感じで働くことになってしまいました(笑)。

ーーお子様とはゆっくりとした時間を持てていますか?

大串:そうこうしているうちに子どもも成長しましたので、特に問題がなくなりました(笑)。

入社前に不安に思っていたことは?

ーー入社する前に不安に思っていたことはありますか?

大串:それが特にないんです。入社当時は今よりも案件が少なかったこともあり、会社も立ち上がったばかりです。だから「こういう内容のことをこれだけやってください」というような、カチッとした取り決めもありませんでした。なので何の不安もなく入社しました(笑)。入社したのは2018年ですので、かれこれ4年半弱勤務していますね。

今、職場の雰囲気はどう感じますか?

ーー現在の職場の雰囲気をどのように感じていますか?

大串:不思議なんですけど、入ってこられる方がみんないい人なんです。女性が集まるといざこざが起こりがちですが、まったくそんなこともなく。メンバーの年代も様々ですが、変に固まることもなくフラットに和気あいあいと過ごしています。

代表社員税理士の入江さんに対しても「代表だ‥緊張する。」なんてことはなく、気軽に話しかけますしね。

私、ともにに来てからは「会社に行くのが嫌だ」と感じたことがないんですよね。ふつうはそういう気持ちになること、ありますよね?でも、ともにでは嫌だと思ったことがないんです。とりあえず行けば楽しいし、行こうかな。みたいな気持ちで家を出ます(笑)。

会社に行くことが楽しいなんて感じたのは初めてです。その理由は「〇〇さんがいるから楽しい」「△△さんがいないから楽しくない」といったことではないんです。オフィス内にいるメンバーはいつも同じではないですし入れ替わりがあります。ですけど、誰がいてもいなくても、会社に行けば楽しいんです。

ーー会社に行くことが楽しいとは最高ですね。ものすごくうらやましいです(笑)。

日々のワークスタイルはどんな感じですか?

ーー日々のワークスタイルは、どういった感じか教えていただけますか?現在も週3日勤務ですか?

大串:いえそれが、入社当初は週3回の9時-16時という勤務体系だったのですが、あれよあれよという間に週5のフルタイム勤務になりまして(笑)。

「扶養の範囲内でやりたい‥」と言っていたのが、なぜか週に5日いるよね‥という状態になり、今は社員になって、月-金の平日週5日出勤・フルタイム勤務となりました。

ともにの仕事でつらいこと、苦しいことはありますか?

ーーともにで仕事をする上でつらいことや苦しいことはありますか?

大串:会社は楽しいのですが、つらいこともありますよ(笑)。だけど、つらいことがあっても周りの雰囲気が助けてくれるんです。

入江:相続税の仕事にはしんどさはあると思います。なぜならスピードと正確性の両方、それもかなり高いレベルのものを求められる仕事だから。またクライアントは大切なご家族を亡くされて間もない方、言葉遣い一つ取っても神経を使う・・そういった面でのしんどさがあります。

でもね、今、大串さんが「つらいこともある」と言ったのは、こうした絶対に守るべき仕事のコアを強く認識してくれているからだと思うんです。そのことは経営者として本当にありがたい。

この仕事は「しんどさ」のある仕事だからこそ、職場の雰囲気くらいは明るく楽しいものにしたいと思っています。

大串:厳しい中にも楽しい職場なのですが、「期限がある」ということはいつも意識しています。

ご依頼いただいた申告がたくさんある中で、特にこの申告はどうしても急がなくてはいけないといった場合があり、そのときは気持ちがキュッとなりますね。「間違えてはいけない」というプレッシャーも感じます。

相続は1件1件みんな違うんですよね。土地の形も相続関係も全く同じ内容ではありません。一つとして同じ内容のものはないと言っても過言ではありません。いろいろ混じっているんです。内容の「重さ」や「プレッシャー」は実際に取り組んでみないとわからないことで、そういう難しさはありますね。

あと苦しいことと言うと‥勤務時間が決まっている中での仕事の絶対量が多いことです。

ともにで仕事をしていてよかったことを教えてください

ーーともにでお仕事していてよかったことや嬉しかったことがありましたら教えて下さい。

大串:難しい仕事が終わったときの達成感です。あとは、仕事で得た知識を自分に置き換えて考えられることですね。たとえば私は自宅の購入にあたって特に何も考えず登記をしていました。しかし今や仕事で相続や土地を扱うようになり「あれはこういうことだったのか」と深く理解できるようになったんです。(相続登記についての記事はこちら

また、お客様に感謝の気持ちをお伝えいただいたときに「やって良かった」と感じますね。常に勉強しなくてはいけないのですが、勉強したことが形になり、申告書ができあがっていくことに何とも言えない充実感達成感があります。

ともにを友人に紹介するとしたら、どんな風に伝えますか?

ーーご友人に「税理士法人ともに」のスタッフになりたいと言われたら、どんな風に紹介しますか?

大串:まず雰囲気がとてもよいことを伝えたいと思います。だけど仕事は厳しいので「向上心とやる気があればやっていけるよ」と言い添えますね。

将来の目標があれば教えてください

ーー将来の目標を教えて下さい。

大串:永年勤続賞をもらおうとしています(笑)。ずっといたいです。

入江:10年以内に会社を潰さないように頑張ります(笑)

ーー起床時に「会社行こうかな。」と明るい気持ちで目覚められるのは最高ですよね。ありがとうございました。

大串 美幸さんに加えて以下3名の方にも仕事について語っていただいています。
あわせてお読みください。

ライター佐藤

昨年2021年のともに社員インタビューをこちらからお読みいただけます。あわせてチェックしてみてください。

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