会計士の卵 アシスタントマネジャー清野 拓斗さん|税理士法人ともに社員インタビュー2023第2弾

ライター佐藤

こんにちは、税理士法人ともに編集部ライターの佐藤まり子です。

ともにでアシスタントマネジャーとして働く方にインタビューしました。今回お話いただいたのは、公認会計士の2次試験に向けて猛勉強中清野 拓斗さんです。(インタビューは2023年7月に行いました。)ともにでは、税理士や会計士の資格取得を目指す方の、仕事と勉強の両立を応援しています。

一読すれば、資格取得を目指しながら税理士法人ともにで働いて得られるものがよくわかります。

それではどうぞお読みください。

お名前を教えてください

ーーお名前と入社時期を教えてください

清野 拓斗(きよの たくと)です

入社時期を教えてください

清野:入社は2022年の11月です。

入社のきっかけを教えてください

ーー清野さん、入社のきっかけを教えてください。

アシスタントマネジャー 清野さん

清野:入社のきっかけについては、大学の卒業時点から話をしますね。僕は2022年の9月に大学を卒業しました。

ーー9月卒ということは、大学を秋に卒業したのですか?

清野:はい、秋卒業です。実は、卒業後に一般企業に就職するつもりが全くなく、就活もしませんでした。かわりに目指したのが国家資格の取得です。

それで在学中から公認会計士の勉強を独学で始めて、1次試験は合格しました。しかし2次試験には落ちてしまったのです。合格したらすぐ会計事務所に就職するつもりが、できなくなり、次の試験までどうしようかな、勉強と並行してアルバイトしようかな、といろいろ考える中で見つけたのが税理士法人ともにの求人情報です。

ーーなるほど。アルバイト先として、ともにを選んだ理由は何かありますか?

清野:はい、ともにを選んだ理由は3つあります。

ともにを選んだ理由

  • 試験勉強の予備校に近いから
  • 土日もやっているから
  • 学生が大勢働いているから

以上の3つです。採用ページでこれらの情報を読み、「これならば僕でも働きやすいかも」と判断したのです。あともう1つ、「税務専門のところで一回は働いてみたい」という思いもありました。

担当する職務を詳しく教えてください

ーー清野さんは現在アシスタントマネジャーをしていると伺いましたが、担当する職務の内容を詳しく教えていただけますか?

清野:僕の職務内容は主に2つです。作成された遺産分割協議書のチェックと、お客様に提出する提案書のチェックです。

ーー勤務シフトはどのくらいでしょう?

清野:最近は毎日出勤することはありません。週に2日から3日程度、それも午前中だけという日もあります。というのは公認会計士の2次試験を8月に受けるので、試験まであと1ヶ月ちょっとしかありません。だからシフトを少なめに調整しているんです。

ーーなるほど、試験日程に合わせて勤務日を調整しているのですね。ところで、さきほど清野さんは4月にアシスタントマネジャーに昇格したとお聞きしましたが、11月入社で4月にマネジャー職就任とはとても早いと思います。何かスピード昇格の秘訣があるのでしょうか?

清野:仕事を覚えるために、入社直後の11月から2月くらいまでは毎日のように出勤していました。そこで、仕事内容を全部吸収した感じです。その頃はまだ試験勉強にも余裕があったので、毎日来られました。

代表社員税理士 入江さん

代表者社員税理士 入江:入社から半年経っていない人にマネジャー職を任せるのは、私にとっても賭けでした。ただ期待感を抱かせてくれたんですよね、清野くんは。役職が人を育てるのではないかと。結果的には、この判断は大成功でした。

事務所の雰囲気はいかがですか

ーー入社後に感じた事務所の雰囲気はいかがですか?

清野:実は「会計事務所に入ったらベテランの女性社員にいびられるのではないか・・・」と勝手なイメージを持っていたんです。本当に失礼なんですけど。

確かに、事務所には僕と年が離れた先輩社員がいらっしゃいました。しかし、めちゃくちゃコミュニケーションが取りやすく話していてすごく楽しいのです。ついおしゃべりに花が咲きすぎて、代表に注意されるくらいです(笑)。

入江:清野君は、こちらが思っても見なかったようなポジティブな行動をするんですよ。たとえば部下の育成のような。ここへ来て、彼がもともと持っているすごく良い資質が表面に出て来ていると感じます。

清野:ありがとうございます。

入江:たとえば、「仕事がちょっとしんどい・・・」と感じている人にとっては、清野くんは一番話がしやすいタイプなんじゃないかと思います。

ーー清野さんは後輩さんにどんなふうに声をかけているのですか?

清野:直接「しんどい?」とは聞かないですけど、普通のコミュニケーションを取るだけでも気が楽になることってあるじゃないですか。だからなるべく他のアシスタントがどんな様子なのかさりげなく見て、「あ、やばそうかも」と感じたら、声をかけてみたりします。たまに僕が言い出して、アシスタントを10人くらい集めて飲みに行ったりもします。

ーーアシスタントさんのメンタル面のサポートは割り振られた業務ではないのですよね?

清野:ではないんですけど、自主的にやっちゃってます。長男だからというのもあるかもしれません。兄貴肌見せてやろう、みたいな。

仕事に取り組む姿勢は上司が引くほど真摯

ーー清野さんは相続税の仕事をしていて、「この仕事は自分に合っている」と感じる瞬間はありますか?

清野:僕はちょっと恥ずかしいんですけど、この仕事が結構好きなんですよ。

ーーそれは全く恥ずかしいことではありません。

清野:申告書や提案書のチェック業務も楽しみながらやっています。

入江:清野くんは公式には勉強中の身ですが、実態としては公認会計士と認識していいと思うんです。公認会計士や税理士で一流を目指す方は、基本的にこうした仕事が楽しいと感じられる資質を持つ人だと思います。

清野くんの、異次元の仕事への取り組みぶりがよくわかるエピソードを1つ紹介しますね。『エラーボックス』絡みのエピソードです。

ーーエラーボックスとは何ですか?

入江:会議テーブル脇の棚に、プラスチックのファイルケースを10個収めていますが、このケースが『エラーボックス』です。各エラーボックスには、各々アシスタントの名前が書いてあります。

この半透明のファイルボックスが『エラーボックス』

入江:エラーボックスはアシスタントとスタッフの円滑な業務コミュニケーションのために使うんです。業務コミュニケーションは、事務所運営成功のキーポイントですが、思うようにいかない時期がありました。

なぜ失敗していたのか。理由は「フィードバックのタイムラグ」です。アシスタントはパートタイムワークなので、毎日は出勤しません。だいたい週に2日から3日です。また担当税理士も常に事務所にいるわけではありません。

したがって税理士がアシスタントの間違いを認識し、それを本人に伝えるまでに2〜3週間かかってしまう・・・といったこともよく起きていました。税理士がアシスタントの出勤日をずっと待っていてやっと出勤したところで「ここが間違ってたよ」と指摘するみたいな。

ーー間違いがあっても、すぐにフィードバックのキャッチボールができなかったのですね。

入江:しかし、エラーボックス制を導入して以来、業務進行のフローとスピードがガラッと変わりました。「作成書類にミスがあったらアシスタント側が税理士に確認に行く」というように、業務フローのベクトルを180度変えたんです。

つまりこういう流れです。まず、チェックした書類に間違いがある場合、税理士は作成担当アシスタントのエラーボックスに、書類を差し戻します。

業務ルールとして、アシスタントは出勤後、まず初めにエラーボックスを確認しなくてはいけません。また、エラーボックス内の書類をアシスタント判断で勝手に出すことはできません。最終責任者がOKするまでは、エラーボックスから書類を出してはいけないとルールで決めたからです。

そうすると「自分の名前のボックスに何か入っている」と「間違った」ことがみんなに知れ渡ります。これは結構恥ずかしく、嫌だと感じるものです。だから一刻も早くボックスを空にしたくなります。

でも担当税理士に見てもらわないと書類は出せません。ということで、アシスタントは自発的に担当税理士のもとへ急ぐようになりました。このようにエラーボックス導入で、ミスに対する全員の認識が一気に変わりました。

前置きが長かったですが、清野くんのボックスに書類が入ったときの彼の勢いはすごかったんです。

清野:僕は自分のボックスにミスの証拠が残っているのが嫌だし、自分がミスをしたこと自体も嫌なんです。それと入江代表がどんな理由で僕の書類を間違いとしたのかも知りたい。早く解決して、本当のことを知りたくて、いてもたってもいられないのです。なので代表が出社した瞬間に「ちょっと今いいですか?」とつかまえに行きました。

入江:オーラと圧が強いんですよ(笑)。なので、こちらも出勤予定表で清野くんの出勤日をいつも確認するようになりました。というくらい、清野くんは本当に仕事に対して一生懸命で、こちらが気圧されるぐらいの情熱を持っているんです。

清野:あのボックスの影響で、みんなのミスに対する意識が強くなりましたね。僕も負けず嫌いなので、提出後ノーミスで行けた時は本当に嬉しいです。

仕事は何をやっていても楽しい

ーー仕事をしていて一番楽しいことは何ですか?

清野:実は、何をやっていても楽しいんです。

入江:俺も一緒。その中でも一番楽しいのは何?

清野:自分が作成した『案件』(注:相続税申告書などの書類作成自体に関わる作業のこと)を担当税理士にチェック依頼してノーミスで戻ってきたときは快感ですね。逆に1箇所でも指摘されると内心「どこがミスやねん!」。即刻、担当者に詰め寄って「税理士!教えてください!いったいどこが違うんですか!?」みたいな(笑)

将来の目標は

ーー公認会計士の2次試験が終了したら、シフトを増やしますか?

清野:そうですね、8月の試験が終わったら、たくさん入りたいです。

入江:『案件』を担当したいと言ってくれています。

清野:様々なことを体験しておきたいです。普通の会計事務所や一般的な大学生のアルバイトでは経験できないことをやれるのが税理士法人ともにです。

ーー試験に合格したらいなくなってしまうのですか?

清野:はい、たぶん1月でいなくなります、だから、合格した場合は1月で勤務終了と先にお伝えしています。実は監査法人の入社時期はバラバラで、繁忙期が4月5月のため、新人は通常それ以前に入社します。なので一般の事業会社よりも少し早い、2月入社になるのではないか、と考えています。

入江:だから、9月に卒業生を集めて卒業旅行を開催する予定です。(ライター注:卒業旅行はともに馴染みの旅館に行き、質のいいお肉をバーベキューでたくさん焼いたり、山のようなチーズを味わったりするそうです。とても美味しそう、そして楽しそうですね。)

ーー清野さんは、将来的には仕事でどんなことを実現したいですか?

清野:やっぱり会計士になるので、会計のプロであることは大前提です。その会計知識を使って、スポーツビジネスに関わるような会計士になりたい。

ーー高校生の頃は、部活のサッカーをがんばっていたとおっしゃっていましたね。大学もサッカーをするために選んだと伺いましたが、今でもお好きなんですね。

清野:はい、やはりスポーツがずっと好きだったので、具体的にはオリンピックやワールドカップといった大きなものに関われる会計士になれたら・・・という展望があります。

ーー素敵な夢ですね。本日はありがとうございました。

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