ともにスタッフインタビュー2024【その3】会計士志望の受験生 鶴見帆乃香さん
こんにちは、ともに編集部ライターの佐藤まり子です。ともにスタッフインタビュー2024年は、国家資格の取得を目標とする方にお聞きしています。
今回お話を伺うのは、公認会計士の資格取得のため試験準備中の鶴見さんです。
お名前を教えてください
ーーお名前を教えてください。
鶴見 帆乃香(つるみ ほのか)です。
部署名・役職名を教えてください
ーー部署名・役職名を教えてください。
鶴見:資産税部門でシニアアシスタントをしています。
ーーシニアアシスタントはどういった役割になるのでしょう?
鶴見:役職の順番は、アシスタント→シニアアシスタント→アシスタントマネジャーという順番で上がっていきます。なので、シニアアシスタントはアシスタントマネジャーの1つ下の役職です。
入社のきっかけを教えてください
ーー鶴見さんの入社のきっかけを教えてください。
鶴見:昨年の11月に公認会計士試験の合格発表がありました。結果を見たら不合格で…。「ああダメだった」と、しばらく落ち込んでいたんです。
このまま、また1年間勉強だけをやっていたらきっと私病んでしまう…と不安になり、バイトをすることにしました。
就く職種は立ち仕事ではなくデスクワークがよかったので、会計事務所・税理士事務所で求人を探して、応募してみました。それで1番早くお返事をいただいたのが、ともにです。
面接を受けてその場で採用を即決いただきましたので、入社することに決めました。
ーー勢いを大事にされているのですね。
鶴見:はい、そうです(笑)。
ーーそうすると入社時期は合格発表のすぐ後でしょうか?
鶴見:はい、面接に来たのが11月の中旬です。実際に働き始めたのは、12月の初旬でした。
担当業務を詳しく教えてください
ーー今担当している業務を教えていただけますか?
鶴見:「このお客様を担当してね」という感じで、案件をまるごと1つお預かりし、最後の申告のところまで1人でまかされています。
仕事の内容は、まず財産評価を行い、その内容をシステムに入力します。入力すると税務申告書が作成されるので、内容を税理士にチェックしていただきます。これで1案件が完了する流れです。
ーーおひとりで作業や調査を進めて、最後まで完了させていらっしゃるのですね。入社後すぐに案件をまるごと担当されたのですか?
鶴見:いえ、入社してすぐは、先輩たちが担当するお仕事から簡単なものを分けていただき、教えてもらいながらやっていました。少しして慣れたので、そこからは案件を丸ごと、まかせてもらえるようになりました。
ーー最初はマニュアルを見ながら仕事を進めた感じでしょうか?
鶴見:マニュアルも見ましたし、人に教えていただくこともありました。わからないところについては、周りの方にアドバイスをもらいながら進められたので、安心感がありました。
ーーお仕事はデスクワーク中心になりますか?
鶴見:全部デスクワークです。今のところ直接お客様とお話しする機会はないのですが、そういう機会もあるといいなと思っています。
入社前に不安に思っていたことはありますか?
ーー入社前に不安に思っていたことはありますか?
鶴見:事務所に馴染めるかどうかは、少しだけ不安でした。
でも先輩の清野さんの記事(ともにOBの公認会計士。2023スタッフインタビューに登場。)を繰り返し読んでいましたし、ホームページ上でいろいろな情報が公開されていたので、不安を感じたといってもそれほど大きくはなかったです。
試験休みもいただけるし、事務所の雰囲気も良さそうだと感じていました。
職場の雰囲気は想像と違っていましたか?
ーー入ってみて、想像したとおりの雰囲気でしたか?
鶴見:想像していたよりもにぎやかで、びっくりしました(笑)。
私が入社した12月は、大学生アルバイトの方が多く入社する時期なんです。だから私には同期入社の子がたくさんいます。
また12月は大学が休みに入るので、以前からいらっしゃる大学4年生のアルバイトの方が大勢出社する時期です。学生が多いと活気がありますね。
会計士試験の話を聞かせてください
ーー公認会計士の試験のお話を聞かせてください。初受験は大学卒業後ですか?
鶴見:いえ、大学在学中から会計士の試験にチャレンジしていたのですが、論文までは受かりきれなかったんです。
それで大学を卒業した後も、8月の論文の試験を受けるまでは、そのための勉強だけをやって過ごしていました。
でも合格できなかった。
試験結果の発表後すぐの12月にともにに入社し、以降は相続税申告の仕事をしながら2回目の論文試験に向けての勉強もしている、といったところです。
ーー論文試験に向けて、今どんな風に勉強していますか?
鶴見:受験予備校に通っています。ただ、私にとって試験は2周目なので、予備校の内容に新しい内容や特に見るべきところは少ないんです。
なので、本番を想定した模擬試験に当たる「答練」に力を入れています。また、残った時間で改正論点の勉強などもしています。
会計士を志望したきっかけは
ーー会計士を志望したきっかけは何ですか?
鶴見:きっかけは、高校生のときに学校で開催されたキャリアプラン講習会です。独立して起業されている方が講師として呼ばれていました。
その講師の1人として来てくれたのが、公認会計士の学校である「経理研究所」の先生です。経理研究所の先生の話を聞いたら、「会計士は面白そう」と思えてきて…それがきっかけです。
加えて、無料で簿記3級・2級の教材が配布されたことも勉強を始める動機になりました。
ーー高校生の頃から簿記の勉強をされていたのですね。
鶴見:付属校なので、大学受験の必要がなくて時間があったんです。
ーー大学では会計士を目指す方は多かったのですか?
鶴見:最初は多かったですが、今となってはだいぶ少なくなりました。勉強し始めて「合わない」と感じたり、就職時にあきらめる方も多いです。
特に、簿記の勉強が性に合わないと、やめてしまうケースが多いと思います。
会計士の勉強は楽しい
ーー鶴見さんにとって、会計士の勉強は楽しいですか?
鶴見:私は楽しめました。特に、貸借対照表の計算をして、最後にぴったり合うのが楽しいです。数学は苦手なんですけどね。簿記の場合は、電卓を使えるので、助かります。
ーー会計士を目指す理由は他にも何かありますか?
鶴見:先ほどもお話した講演会の先生がコンサルティングをメインの仕事にされている方で、その影響が大きいです。
自分もコンサルティングを通して誰かを助けたいな、誰かの助けになれたらいいな、という思いを強く持ちました。
出勤ペースは
ーー出勤のペースを教えてください。
鶴見:12月に入社してしばらくは週に3日出勤していました。今(5月)は週2日です。来月(6月)以降は試験のためにお休みをいただきます。試験休みはだいたい2ヶ月半くらいの予定です。
ーー出勤時はフルタイムで勤務されていますか?
鶴見:はい、基本的には10時から17時まで勤務します。
ともにで仕事をしてよかったこと
ーーともにで仕事をしていて、よかったことを教えてください。
鶴見:税理士も会計士も士業なので、士業の方の近くで仕事ができることがメリットだと思います。自分のキャリアプランを考えるにあたって、大きなヒントになっています。
資格取得後のキャリアプランは
ーー資格取得後のキャリアプランを教えていただけますか?
鶴見:4大監査法人のいずれかに就職できたらいいなあ…とは思っています。ただ具体的な業務として、監査をするかコンサルティングをするかは迷っているところです。おいおい決めて行きたいです。
でも、ともにに入社して、わかったことがあります。「経験値が大事である」ということです。これは、税理士の入江さんや鎌田さんを見ていて実感したことです。
なので、就職先としては、最終的に自分がやりたいことの経験を早いうちから積めるところを選びたいです。
ーーちなみに就職先としての4大監査法人の魅力は何ですか?
鶴見:誰もが知っている、大きい企業の監査やコンサルティングができるところが魅力です。私は、せっかく連結決算の勉強をしたのだから、子会社がたくさんあって連結決算が必要な企業の監査をしたい、という思いを強く持っているんです。
ーー鶴見さんの周りに公認会計士を目指す女性は多いですか?
鶴見:会計士試験の女性受験者数は拡大傾向です。また、既に会計士として働く先輩も増えました。
監査法人の説明会でも、女性参加者には女性のリクルーターさんをつけるなど、女性が安心して働いていけるよう、受け入れ側も施策を講じています。
女性が会計士として働くハードルはかなり低くなっていると感じています。
ともにの仕事はどんな人に向いてる?
ーー税理士法人ともにでの仕事は、どんな方におすすめできますか?
鶴見:事務所の雰囲気が合う方におすすめします。具体的には、リクルートサイトに掲載されている「求める人物像」の5要素のうち、3つ以上当てはまる方。なおかつ、細かい作業が苦にならない方がよいと思います。
ーー細かい作業といいますと?
相続税申告の仕事は、いろいろ調べたり、細かいところまでの配慮が要求されます。だから、仕事に向き合う丁寧さとか、自分の作業に責任を持つ姿勢は必要です。
「まあいいか、このぐらいで」みたいな感覚だと、多かれ少なかれ、他のメンバーと意識の乖離が出てきちゃうんじゃないかな…と心配になるんです。
と言っておきながら、細かい事務作業が苦手な方が完全にNG、ということでもありません。
その理由は、事務所内での役割分担があるからです。たとえば細かいことが苦手でも、高いコミュニケーション能力をお持ちの方であれば、その特性にあった仕事が割り振られる…といったこともあります。
ーー細かさ、緻密さに自信がなくても、他の得意事項があれば強みを活かせるのですね。
鶴見:はい。あとは「わからないことが出てきたら、きちんと聞きに行ける」姿勢が大事です。
初めたばかりでわからないことがあったり、間違えてしまうのは仕方がないことです。
でも、わからないときに、まず自分なりに考えて調べてみること、それでもわからなかったら聞きに行くこと。
こうした思考と行動が苦にならない方でしたら、楽しい職場だと思います。聞きに行けば、みなさん本当に丁寧に教えてくださいますし、わからないことが解決するのは楽しいです。
ーーコツコツ調べたり考えることが好きな方は、ぜひ税理士法人ともにの門を叩いて欲しいですね。本日はありがとうございました。
<ライターからひとこと>
鶴見さんは知的でシャープな印象の女性でした。彼女なら公認会計士としてクライアントのビジネスの課題をスマートに解決してくれることでしょう。