卒業式

昨年は開催できなかった卒業式を2年ぶりに開催することができました。
今年は4名の方に卒業証書をお渡しすることが出来ましたが、実質的には5名。
本年2月から監査法人で仕事をしている清野君は(当然といえば当然ですが)この場にはいないからです。
卒業証書をお渡ししたのは4名ですが、以下は5名の方に卒業を伝えることが出来ているという前提で記事を書いていきます。

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卒業式の際にも皆さまの前でお話したことですが、このようなセレモニーを行うことが出来ることにまず大変、感動しております。
営利企業である以上、1円でも多くの利益を挙げるために最大限の努力をすることは当然のことであり、その目的に沿って考えるのであればこのようなセレモニーは無駄なことだからです。
それを全員で認識しつつ、このようなセレモニーを是非開催したい、と思わせてくれる今年の卒業生は当然ながら組織の功労者であり、そしてその彼らも多忙のなかをこのセレモニーのために時間を割いて参加してくれているわけです。
そして余計なことが出来るのは組織として健全な体力を備えているから出来ることであり、それは卒業生を含めたメンバー全員が与えられた役割以上の成果を出しているからこそであり、そのような組織運営が出来ていることを嬉しく思うとともに、やはり感動してしまうわけです。

卒業式は無事執り行われ、その後の懇親会も皆さんで楽しめたようですが私自身がその日最も感動したことをここに記載します。
それは式が催されている中盤に起こった出来事です。
凡その流れは当然理解して式に参加しているわけですが、台本にない動きをする、若いメンバーの姿が見えました。
何をするのか見ていると、何と3年生以下と年次の若い社員の方を中心にお世話になった4年生のために全員で少しずつお金を出し合って記念品を贈呈する、というサプライズを演出したのです。
涙腺の弱い私は感動し過ぎて危なかったですが、危機一髪で涙腺崩壊は免れました。

下級生の気遣いや心遣いも大変に嬉しく感動ものなのですが、やはり4年生たちがそれほど下級生たちによくしてくれていたことがその姿から容易に想像できることが最も感動でした。
冒頭にこのセレモニー自体も組織としてやらなくて良いもの、悪い言い方をすれば無駄なこと。
この記念品の贈呈も別に不要なこと。
でも、大変お世話になった上級生たちに少しでも感謝の気持ちを伝えたい、という想いがそうさせたもので私はこういうのに滅法弱いので感動、という言葉では安すぎるくらいの出来事でした。
今一度、健全に組織運営出来ていることに感謝するとともに、来年以降も是非素敵なセレモニーが開催できるよう、毎日毎日の仕事をメンバー全員で取り組んでいきたいという気持ちを改めて持つことができました。

最後に、セレモニー自体をやる必要性のない無駄なもの、と表現していますが何名かのメンバーは2年ぶりということもあり初めての方も多く「とても素敵なセレモニーだった」「よかった、是非これからもして欲しい」という声を頂いているので、一見無駄と思えることでも必要なことがあること、無駄を排除するばかりが利益の最大化というわけではない、ということを私自身が学んだセレモニーでもありました。

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