少し嬉しかったこと

 本日は少し嬉しかったことを綴りたく、記事をあげさせて頂きます。私は普段からコミュニケーションは良くとるほうで、この日も非常に優秀な大学院生の方と雑談をしているときに、その彼に言われたこと。

 就職活動のときに入江さんが書いているブログの内容を自分なりに落とし込んで面接に臨んだら、非常に良い結果になりました。ありがとうございました。とのこと。

 おそらく、その彼はブログを読んでいるだけではなく日々の業務のなかでそのような考え方を取り入れて意識して行動することで咄嗟に聞かれた質問に対してブログの中身を思い出して、それを口に出して面接官に伝えたと思っています。そうであるとして、彼がこの職場から非常に良い影響を受けていることがとても嬉しく思いました。

 アルバイト希望で特に専門的な勉強をされていない方が志望動機のところで「業務を通じて相続(法人)税の実務経験を積みたい」という方がいらっしゃいますが、少なくとも個人的にはその希望は叶わないと考えています。私と同じように専門的な勉強をされた方なら理解できると思いますが、税務の実務経験を活きたものにするには「専門的な勉強が必須」だからです。これを省略して仕事をしたところでそれは「単なる事務作業」に過ぎず活きた実務経験にはなりません。これだけで10個くらいの記事になるのでここでは割愛しますが、これは専門的な勉強をした方には理解できることです。

 それではアルバイトで特に専門的な勉強をしていない方々がこの職場で得られるものは何なのか。それは「仕事に対する基本的な考え方」に他なりません。びっくりされる方が多いですが、私たちの組織は責任感があって能力が高い方にはそれなりの役職と責任を与えて仕事をして頂きます。もちろんそれに相応しい待遇も保証します。その彼もその部類に入ります。口ではお金が欲しくて仕事をしている、と言ってますがおそらくそれは3割くらいで残りの7割は責任を全うすることによる自己成長を求めているのでしょう。そしてそれこそが私たちが彼らに提供できる最も大きな成果物であり、少なくともその彼はそれを感じ取って受け取ってくれていること、そしておそらく彼のような人間が私どもの組織に増えてきていることを実感してとても嬉しく感じたのです。

最近、多忙を理由にブログの更新をさぼっていましたが、彼も含めて見てくれている方がいらっしゃるということと、この事例はまさにこのブログがきっかけとなって掲載されているものになりますので、これを機会に更新の頻度を上げていきたいと思った出来事でした。