アシスタントリーダー大槻 拓さん | 税理士法人ともにインタビュー2022第2弾

ライター佐藤

こんにちは、税理士法人ともに編集部ライターの佐藤まり子です。

税理士法人ともにで働く方に、担当するお仕事について詳しくお聞きました。今回お話いただいたのは、資産税チームのアシスタントリーダー(以下「AL」)である学生アルバイトの大槻 拓さん(2021年9月入社)です。

同僚社員と代表社員税理士・入江さんもインタビューに同席し、和気あいあいな雰囲気でインタビューしました。士業や会計事務所での仕事に興味がある方は必見です。

お名前と社内での役割を教えてください

ーーお名前と社内での役割と仕事内容を教えていただけますか?

大槻

大槻 拓(おおつき たく)です。

大槻:僕は、相続税の申告事務作業を担当するアシスタント職のリーダー(以下AL)をしています。現在大学4年生で勤務形態はアルバイトです。

入社のきっかけは?

ーー入社のきっかけを教えてください。

大槻:もともと税理士業に興味がありました。大学が経営学部なので、簿記や会計の講義を受けていたことも影響しています。また社会に出た後に、税理士の資格を取る可能性もあるかも‥とぼんやり考えたこともありました。

現在大学生の大槻さん

そんな折の昨年の9月(大学3年)、それまでアルバイトしていた菓子店が閉店してしまったんです。そこで次のアルバイト先を探しました。次のバイト選びで重視したのが、就活への影響と「将来につながる経験を持てるか」です。

求人検索の結果ともにの求人募集を発見し「税理士事務所での業務経験は将来の糧になる。」と判断しました。

また、業務内容とともに重視したのが勤務シフトです。大学3年時はまだまだ授業数も多くて、通学との兼ね合いを考えると、出勤は週3日が限度だったんです。

でも会計事務所の多くが週に4日以上の勤務を必要とします。しかし、ともには週3日でも大丈夫でした。それで求人への応募を決めたんです。

担当されている業務を詳しく教えて下さい

ーー大槻さんが担当されている業務を詳しく教えて下さい。

大槻:始めはコピーなどの事務が中心でした。でも、だんだんと経験を積むにつれて、お客様への提案書作成申告書の仮入力遺産分割協議書の作成などをやるようになりました。

ーー遺産分割協議書も作成されているのですか?すごい!

大槻:はい、最終的には税理士や行政書士の方にチェックをいただきますが、作成の作業をしています。

遺産分割協議書は正確性が求められる書類ではありますが、フォーマットが決まっているので一から全て新しく作成する必要はありません。実際にやってみて、「思っていたより大丈夫。できるな。」と感じました。

税理士法人ともに新宿事務所にて取材中の様子
入江

こんにちは、代表社員税理士の入江です。

代表社員税理士 入江:具体的な業務を実際の書類で説明しますね。以下の書類の束を見てください。

資産税務申告書類の束

入江:左はお客様からお預かりした書類をひとまとめにしたもの、そして右側が税理士がチェックする直前の状態です。

ーー厚みにして2倍から3倍の差がありますね。

入江:この分厚い未完成の書類の束を「1ヶ月以内に半分以下の量にまとめる」というのが、大槻くんに課しているミッションです。

おそらく他の会計事務所でアルバイトの方にこのような仕事をさせている事務所はないでしょう。当法人も普通のアシスタントにはもっと細かく噛み砕いて依頼します。しかし大槻くんはALであり、かつ職務能力も非常に高く信頼できるので、このような依頼の仕方をしています。

税理士法人ともに 代表社員税理士 入江

もちろん専門家ではないので100点満点の結果は返って来ませんよ。だけど最終的に有資格者がチェックしますのでこの方法で問題ありません。満点ではないといっても大槻くんは少なくとも90点以上の結果を必ず出しています。

ーー90点の書類作成!専門性を必要とする書類なのに‥センスと努力の賜物ですね。

入江:そうですね。センスだけでなくやる気、「俺はここでこんな風に仕事をするんだ」というビジョンや気持ちを持っているかどうか、が大きいかと思います。

ーー大槻さんは、相続の書類作成にあたってご自身で調べたりもされるのですか?

大槻:そうですね、調べます。社内にマニュアルもありますが、それでもわからないことは国税庁のWEBページを見て評価の方法を調べたりしています。

ーーすごいですね!

AL(アシスタントリーダー)の大槻さん

調べたらわかるかなーと思って、色々工夫していったらこうなりました(笑)。

入江:去年の学生インターンの祐哉くんがとてもよかったので、祐哉くんを超えられないかな?と期待して鍛えてみたらどんどん伸びてくれたんです(2021年学生インターン佐藤祐哉さんへのインタビュー記事はこちら)。

お仕事のモチベーションは何ですか?

ーーとことんお仕事を頑張るモチベーションは何なのでしょう?

大槻:「書類を正確に作る」「数字をよく読み込んで情報を得る」こうしたともにの業務で鍛えられるスキルは、どこに行っても役に立つし使えると思うんです。

また、ここでいろんな方にお世話になったので助けになるならなりたい」と思っています。僕はアルバイトですから、ともにのお客さんが僕の直接のお客さんではありません。ともに社内の人こそが、僕にとってはお客さんであると考えているんです。

一同:素晴らしい!

今、職場の雰囲気はどう感じますか?

ーー現在の職場の雰囲気をどのように感じていますか?

大槻:いろんな年代の方がいて、気軽に話せます。世間話もできますし、仕事の質問もしやすい環境です。

実際に仕事を始めてみて、想像と違ったことは?

ーー実際に仕事を始めてみて、想像と違っていたことはありますか?

大槻:税理士の仕事は情報量が多いです。証明書など必要な書類もたくさんあります。一つひとつじっくり見ていくと、脳みそがパンクしそうになります(笑)。

入江:弊社では学生アルバイトでも「この人はできる人だ。」と感じたら責任を負ってもらうようにしていますからね。できると思った人に対して仕事で求めるレベルがめちゃくちゃ高くなってしまうんです。大槻くんもそうです。

だから、立場としてはアルバイトの大槻君が日々成し遂げている業務の量や質は、並の会社の正社員よりはるかに上回ると思います。

税理法人ともに 代表社員税理士 入江

日々のワークスタイルはどんな感じですか?

ーーともにでのワークスタイルはどういった感じでしょう?

大槻:週3日勤務で、出勤した日はだいたい1日います。土曜日は固定で出勤し、プラス平日のどこかで出勤するというスタイルです。学生の場合、土日の方が働きやすいので、土日に入る人が多いです。

ーーともにでアルバイトをしながら就活をされたのですか?

大槻:はい、就活の時期は相談して、週2日くらいの勤務に調整していただきました。僕の場合は就活中も2日入りましたが、もっと減らしたい場合でも相談すれば週1日など、調整してもらえると思います。

ーー就活中にともにでのアルバイトが負担になることはないわけですね。

入江:ちなみに税理士試験を受験したい人も、就活と同じように勤務を減らすことができます。ご事情に応じてフレキシブルに対応します。

ともにの仕事でつらいこと、苦しいことはありますか?

ーーともにで仕事をする上でつらいこと、苦しいことはありますか?

大槻:期限が短い依頼があるのが大変ですね。「今日中にこの書類を作って欲しい」といった依頼をもらうと正直に言って「きついな‥」と感じます。

お客様への提案書などは提出日が決まっています。したがって提出日の少し前までに税理士のチェックを受けなくてはなりません。チェック後に、最終の修正まで終わらせなくてはならないので、期限はかなりタイトです。

今まででいちばんシビアだったのは、金曜日の夜に資料をもらい、翌日の土曜日にご提案という超特急スケジュールの案件です。通常は資料をいただいてから提案までに2〜3週間いただきます。ですがその時は事情があり、今言ったような超タイトなスケジュール感でのご提案となりました。

入江:あの時は、シフト表を確認すると次の日に大槻君がシフトに入っていることを確認できたため、このスケジュールで進めることにGOを出しました。

ちなみに、その時のお客様は偶然にも私たちと似た業種の方でして、金曜日の夜に資料を出し土曜日の昼にこのレベル感の仕事ができて来ることに大変に感動されていたご様子でした。おそらく他の事務所様にもお声がけしていたと思われますが、当然のように当法人とご契約頂けました。

ともにで仕事をしていてよかったことを教えてください

ーーともにでお仕事していて良かったこと、嬉しかったことなどありましたら教えて下さい。

大槻:日々わからないことだらけなんですが、仕事で扱うことはすべてためになります。最初はまったくわからなかったのに、少しずつわかることが増えてきて「あ、こういうことかな」とつながりが見えるようになり「なるほど」と思えるのが楽しいです。

ともにでの仕事を後輩に紹介するとしたら、どんな風に伝えますか?

ーー後輩に「税理士法人ともに」での仕事について紹介するとしたら、どんな風に伝えますか?

大槻:仕事は大変は大変。だけど優しい人が多いので、困ったら周りに気軽に聞ける。だから「困ったら聞けばいいよ。」と言うと思います。

入江:相続税申告の仕事は、責任感が求められる間違えられない仕事です。税理士法人ともにの事務所を一言で表すと、雰囲気はやわらかくてアットホーム。ですが求められるレベルが高いので、人によっては厳しいと感じるかもしれません。

税理士法人ともに 代表社員税理士 入江さん

入江:仕事でのがんばりを厳しく要求されるけれども、そこに成長ややりがいを感じたい人に来て欲しいです。

大槻くんは、周囲の人間関係を大切にする気持ちがひと一倍ある一方、緊張感を持って仕事をすることの重要性をとても強く認識している人。だからうちの事務所に合っているんだと思います。もちろん、仕事の成果は定期昇給や賞与に反映し、その「がんばり」に報いています。

将来の目標があれば教えてください

ーー将来の目標を教えて下さい。やってみたいことはありますか?税理士の資格取得もお考えでしょうか?

大槻:卒業後銀行に就職するのですが、銀行で働く中で会社のサポートやコンサルティングをやってみたいなと考えています。また金融ITの仕事にも関わってみたいです。金融DXに興味があります。

将来の夢を語る大槻さん

ーーそうした将来の夢を持つように至ったことに、ともにでの体験が影響していますか?

大槻:コンサルティングについては影響していると思います。ともにを一般企業として見た場合は中規模の企業だと思いますが、だからこそ会社全体がよく見えます。僕のようなアルバイトも、代表の入江さんと対等に話ができます

そんな環境に身をおいたことで、会社というものを身近に感じるようになりました。その結果、「会社」を自分の手でサポートすることに関心が出てきました。会社と自分が対等な立場で関わるような仕事をしたい。そう思いました。

今回同席してくれた税理士法人ともにスタッフ

大槻:ITについては、銀行で金融の知識をつけ、それに加えてITのこともわかるようになれば将来安泰かな、といった皮算用があります(笑)。2つあれば何とかなるのでは‥と思っています。

ーーITは既にどの産業においても必要不可欠な社会機能インフラですものね。お話ありがとうございました。

大槻さんに加えて、以下3名の方にも仕事について語っていただいています。
あわせてお読みください。

ライター佐藤

昨年2021年のともに社員インタビューをこちらからお読みいただけます。あわせてチェックしてみてください。

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