資産税アシスタント田中さんインタビュー | ともに社員の仕事と働き方【第4弾】
税理士法人ともに・資産税アシスタントの田中さんに、お仕事内容と働き方についてお話しいただきました。(ともに社員のお仕事インタビュー第1弾・行政書士 佐藤靖宜さん編はこちら、第2弾・税理士鎌田雅樹さん編、第3弾・学生インターン佐藤 祐哉さん編はこちら)
こんにちは、税理士法人ともに編集部ライターの佐
仕事の内容と社内での役割
――田中さん、今日はよろしくお願いします。さっそくですが、現在の職務内容と社内での役割を教えてください。
資産税アシスタントの田中です。よろしくお願いします。
田中:私は、お客様や税理士に提出する資料をまとめたり、その前段階の調査をしたりといった業務をしています。
ともにでは、相続税申告業務をチームで進めます。1つのチームは、主担当税理士→サブ→アシスタントという構成になっており、私はその中のアシスタントという位置づけです。
――相続税申告業務を進めていくうえでの仕組みが確立され、田中さんはその中でかなり専門的なことを担当されているのですね。
田中:そうかもしれないです。でも私1人だけで、やっているわけではありません。相続税の主担当及びサブから指示をいただき、その指示のもとでやるべきことを進めているという形です。
税理士法人ともにで仕事をしようと思ったきっかけは?
――田中さんが、税理士法人ともにで仕事をしようと思ったきっかけは何ですか?
田中:子育てが一段落したので外で仕事をしたいなと思ったんです。その反面、子どもがいる中、フルで働くのはまだ無理かな?と心配する気持ちもありました。
このように不安はあったのですが、ひとまずインターネットで求人検索してみました。すると、そこで見つけたともにの求人情報に応募に勇気が持てる情報がたくさん出ていたんです。
――と言いますと、どのような情報に勇気づけられたのですか?
田中:たとえば「以下のような方々が勤務されている」という内容に、勇気づけられました。
◉「今子育てしていますよ」という方がいらっしゃる
◉「経験がなくても勤務されている」という方がいらっしゃる
◉「ブランクがあっても頑張っている」方がいらっしゃる
このような私が共感と勇気をもらえる内容がいっぱい書いてあったんです。
それで背中を押されて応募してみたところ、面接での雰囲気もとても優しくて、「ああ‥できればこちらにお世話になりたいな」と‥面接中から思ってしまいました(笑)。そうしたら思いがけず、その場で採用していただいたんです。
――素敵な経験ですね。ちなみに求人の検索はどのように絞り込まれたのですか?
田中:勤務日数や勤務時間の自由度で絞りました。たとえば「週に5日勤務」と決まっているような求人は選択からはずしていました。「復帰後すぐいきなり5日勤務ができるだろうか‥」という不安が大きかったからです。
また「9時-18時」ですとか「8時から17時まで」といった長時間の勤務も、子どもたちの都合によりできない可能性が高いため、避けました。
入社前に不安に思っていたことは
――他に、田中さんが入社前に不安に思っていたことがありましたら教えてください。
田中:何よりも大きかったのは、10年ぶりに外へ出ることの不安です。
10年ぶりの仕事復帰であることに加え、2人の子どもたちに何かあって急に仕事ができなくなるかも‥といった不安が消えませんでした。
「未経験でも大丈夫」と言ってはもらえましたが「本当に大丈夫なのか?」と心配でたまらなかったんです。
――参考までに、以前はどのような仕事をなさっていたか教えていただけますか?
田中:以前はサービス業の会社に勤務していました。そこでは営業事務・人事・接客などを担当した経験があります。でも相続税とは全く関係がない業種なんです。
――なるほど、ありがとうございます。
現在の職務内容を詳しく
――それでは、現在の職務内容を詳しく教えていただけますか?
田中:私の仕事は、土地をお持ちの方が相続税申告をするための資料の整備です。「土地の評価額を計算するための下準備」とお考えいただけると、わかりやすいかもしれません。
まずはじめに、お客様が所有される土地の住宅地図を調べてその場所を確認します。税理士が、その場所の特徴を詳しく把握するための作業です。
――不動産(土地や建物)について調べて資料を整えるんですね。
田中:はい、そうです。税務署に提出する相続税の申告書類には、不動産の説明資料も添付する必要があります。そのため、相続財産に不動産が含まれる場合は、はじめに住宅地図で確認し、つぎに法務局に出向いて備え付けの図面でさらに詳しく確認するんです。
地図で詳細が特定できた後は、その土地の法律上の取り扱いを見ます。土地の法律上の取り扱いというのは、「市街化区域」や「調整区域」といった、法的な「区分」のことです。さらにその土地の周辺エリアの平均価格や標準的な価格も調べます。
――かなり、専門的な部分まで調査されるのですね。
田中:そうですね‥。相続税を計算するには、不動産の価値評価が不可欠です。だから漏れがないように調査して資料をまとめる必要があります。
実は単純に地図を出しただけでは見づらいんです。ですから、見た方がぱっと理解できるよう要点を目立たせる加工もします。お客様へわかりやすくご提案できるよう、工夫して資料を仕上げているんです。
――ありがとうございます。
職場の雰囲気をどう感じていますか
――就業中の職場の雰囲気はいかがでしょうか?
田中:実は、いる人がみんないい人過ぎて、はじめは「ダマされているのでは?」と心配になりました(笑)。
――えええ‥(笑)。
田中:家に帰ってからも、「大丈夫かな?ほんとうは裏があるんじゃないかな?」とドキドキしてました。
というのも、みなさんが本当に丁寧に、いろいろなことを教えてくださるんです。こんなにもみんな優しいのはどうして?って不安になっていました。もちろん、裏はなかったのですが(笑)。
仕事を始めてみて思っていたのと違ったこと
――実際に仕事を始めてみて、入る前に思っていたことと、違ったことはありますか?
田中:入社する前は「税理士の先生は近寄りがたい」というイメージを持っていました。ですが実際は、みなさん優しくていねいで、直に細かく仕事を教えてくださる方々だったんです。
私から見ると、同じ立場であるアシスタントどうしで教えあうのはわかるんです。でもまさか税理士の方が直接教えてくれるとは予想しておらず、そこは意外でした。
ともにで仕事をしていて大変なことは
――ともにで仕事をしていて大変なことがありましたら、教えてください。
田中:入社直後はとにかく緊張していました。覚えることも多くて大変でした。
だけどこの仕事は、自分がわからないときに適当に推測して進めてしまうとお客様に迷惑がかかります。そのため、わからないことがあってもそのままにはせずに、「聞かなきゃ!」と意を決して聞いていました。
でも勇気を出して聞けば、とにかくみなさんきめ細かく教えてくれます。それで最初の緊張を乗り切れましたし、すぐに気持ちの面でも大丈夫になりました。
ともにで仕事をしていてよかったこと
――ともにで仕事をしていて、よかったことがあれば教えてください。
田中:私は40代なのですが、この年になっても新しいことを覚えるのが楽しいと思えたことが一番よかったことです。
職場の雰囲気がいいところも素敵だと思います。人間関係に悩まされることがなく気持ちよく仕事ができるんです。
たとえば仕事中もときどき誰かが話しかけてくださり、それで気分転換になります。私と同じように子育て中の方もたくさんいらっしゃるため、育児情報をシェアしあうこともあります。
同世代の方も多く活躍していて、とても働きやすい環境です。
将来の目標があれば教えてください
――将来の目標がありましたら、教えていただけますか?
田中:まだ入社して3ヶ月なので、もっともっと業務を覚えて、しっかりこなせるようになっていきたいなと思います。
編集部から一言
今回は、税理士法人ともにに入社して仕事と家庭を両立されている田中さんにお話をお伺いしました。
田中さんとお話しさせていただいた後に感じたのは、「責任感」と「感謝」の気持ちを強くお持ちであることです。入社3ヶ月ですが、すでに相続税の申告で重要な役割を担い楽しく働いていらっしゃいます。
田中さんに続きたい‥という方は、税理士法人ともに採用情報をご確認ください。
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行政書士 佐藤 靖宜さんインタビュー | ともに社員の仕事と働き方【第1弾】